20代で最愛の妻を射止め、30代で社長になり、40代で一部上場を果たした。十分な蓄えを得た私は、50代はセミリタイアしようと既に決めていた。持ち株を売って会社も譲り、私がいなくなっても妻がやっていけるように財産を分割し、私はあらゆるしがらみから開放されて50代を迎えた。
ただ、投資は続けるつもりだった。もし私に社会貢献ができるとすれば、才能はあってもお金がない若い子たちに投資をして、社会発展に結びつけることだと思っている。だが、私のお眼鏡にかなう才能ある若者はなかなか現れなかった。
ある時、余興で出かけたクラブで彼女と出会った。現役の頃もよく通っていたクラブだが、会社を退き退屈になった私は毎日のようにそのクラブに入り浸った。そんな時に、私の前に現れた彼女こそが投資対象に合致したのだ。セックスのテクニックは妻が霞んでしまうくらい抜群だった。そのうえ、気が利くし頭の回転も速い。もちろん、私は離婚する気はないが、もし独身ならば彼女を必死で口説いていたことだろう。
パトロンの意味
そんな彼女だが、世間では単なるクラブに勤めている嬢の1人に過ぎなかった。彼女の才覚を考えるともったいないことだ。そこで私は彼女のパトロンになる決意をした。私のお金で彼女の才覚を存分に発揮できる城を持ってもらいたい。パトロンとはそう言うものだ。
私の申し出に「独立したかった」彼女は素直に喜んでくれた。自分の城を構えた彼女ならばきっと地域の、いや日本でナンバーワンのクラブを作り上げるに違いない。私は彼女の成功を見ながら、その店のカウンターで美味しい酒を飲めればそれでいい。パトロンとは無償の愛なのである。
それから半年後、私の前にはカウンターの奥で豪快にラーメンの湯切りをする彼女がいた。
子供の頃からラーメン屋に憧れていて、クラブに勤めながらその機会を窺っていた彼女は、私と言うパトロンを得てついに念願のラーメン屋をオープンさせたのである。
「へいらっしゃーい!券売機でチケット買ってもらえますかー!」
立地もあって結構繁盛しているようだ。私はカウンターで豚みたいな若者に挟まれながら、豚ダブルニンニク野菜マシマシを複雑な気持ちですするのだった。
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